末期の肝硬変と言われ一転奈落の底に…
世間の常識では、病気に為った人間が悪いと言われていますが、
然し、好きで病気に為った訳ではありません。
現在、点滴チューブに繋がれた、姉の状態を見れば、
可なり危険なのは理解できますが、
然し、覚悟とか言われても割り切れる物では有りません。
姉はお酒も飲まないし、タバコも吸いませんですし、
水も少量で肉や油も余り食べません。
元々貧乏なので暴飲暴食も出来ません。
入院前の生活では、誰かが家の外でタバコを吸い、
そのタバコの煙が家の中まで入り込み、
外から入る煙で激しく咳込み続けて、
姉も私も、毎日毎晩始終、呼吸が苦しい状態でした。
なので苦しい時は、必死に空気清浄機を、二台回して、
それで何とか生活をして来ました。
その喘息が引き金で、姉は歩くのが息苦しく為り、
体が浮腫み出して来て、その後、救急車で入院しました。
初めの診断は、虚血性心不全、
次には、原因不明の末期の心不全と言われ、
そして、最終的に末期の肝硬変だと言うのです。
仮に自宅に帰っても、二日で死亡すると言われて、
もう手の施す事が出来ないと言います。
正に希望の欠片もない奈落に突き落とされた気分です。
栄養が足りない事は認めますが、
診断された末期の肝硬変の兆候も、
今までの長い生活で、全く見受けられずにいました。
なので、最初は喘息による心不全と理解しましたが、
色々な検査や診察を続けて原因不明と言われ、
それが、末期の肝硬変だと言う話です。
最初の入院時に、CT画像でちゃんと映る筈ですし、
血液検査でも、多分、肝硬変の値が、
ハッキリと出ていたと思います。
各、医療動画では、検査値で明らかだと、
そう言っているので、もう何が正しいのか訳が分かりません。
その上に、療養医療病院とか話の端に見え隠れしていて、
今以上に、姉と面会も出来なくなるし、
残った時間の面倒も見られなく為ります。
如何すれば良いのか、医療の仕組みや関連組織とかには、
今の私は完全に無知です。
此の儘、姉が弱って行くのを、
如何する事も出来ないで黙って見ているしか無いのかと、
自分の非力さに酷く苦しんで居ます。
2023年10月21日、個人雑誌副編集長兼主力作家の齋藤務、
何時か、この記事を読み返す時の為に残します。